【重要文化財】地主神社本殿及び拝殿保存修理工事(彩色工事)
令和4年11月より令和5年3月までと令和5年7月より令和7年2月までの二期にわたり、重要文化財地主神社本殿及び拝殿保存修理工事における彩色工事を川面美術研究所が担当させていただきました。
「えんむすびの神さま」として有名な地主神社は、現在見られる諸建築は江戸時代、寛永初年から10年頃にわたって造営され、昭和41年に本殿・拝殿・総門が、平成5年には境内地が国の重要文化財に指定されました。
その後、当社も参加した昭和51年の大規模修理で、本殿の彩色修理や、川面稜一による拝殿天井画復元が行われました。
以来、当社にとっても約50年ぶりとなる今回の彩色工事では、本殿外部・内部の復原彩色を調査、記録のうえ塗り直し、本殿内部の一部と拝殿天井画を剥落止めによって保存、クリーニング及び補彩を施しました。
屋根や金具も美しく修理され、往時の姿で移りゆく京都の街並みを望んでいます。
現在は境内整備工事中のため閉門されていますが、工事が完了しましたらぜひご参拝くださいませ。
地主神社様、京都府文化財保護課様ほかお世話になりました工事関係各位にこの場を借りて御礼を申し上げます。
- 向拝南西 修理前
- 向拝南西 修理後
- 身舎南東角 修理前
- 身舎南東角 修理後
- 本殿 修理後
- 本殿 修理後
- 本殿 修理後
- 拝殿 修理後
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