MESSAGE

ごあいさつ

私ども川面美術研究所は、
日本の美術史上に残る
様々な
文化財保存事業に
携わって参りました。

創設者である故川面稜一は昭和15年の法隆寺金堂壁画模写事業に参加して以来、半世紀以上文化財と深く関わりました。また、国選定保存技術保持者の認定を受け、後進の指導にも努めました。
川面稜一の精神を受け継ぎ、現在、二条城二之丸御殿障壁画模写事業、他文化財修復・復原を業務としております。
今日に至るまで、数多くの素晴らしい日本の美と向き合う事が出来た貴重な経験と知識をいかし、後世にその美しさを伝えるべく、さらなる精進と邁進を続ける所存です。荒木かおり

Founder KAWAMO Ryoichi was deeply involved in cultural assets for more than half a century since participating in the Horyu-ji Temple Kondo mural reproduction project in 1940.
In addition, he was recognized by the country as a person with the skills that must be maintained to protect cultural assets, and he brought up the next generation.
Inheriting his spirit, we are working on Nijo-jo Castle Ninomaru-goten Palace Wall paintings reproduction project and many other cultural property restoration.
Our mission is to pass on the wonderful beauties of Japan to the future generations, and we will continue to make further efforts while utilizing the valuable experience and knowledge accumulated.ARAKI Kaori

荒木かおり
略歴

1980(昭和55年)

京都教育大学美術科 日本画専攻卒業

重要文化財元離宮二条城二之丸御殿障壁画模写事業に参加【〜継続中】

1981(昭和56年)
京都教育大学 専攻科修了
1987(昭和62年)
桂離宮 月波楼扁額現状模写
1996(平成8年)
国宝 西本願寺飛雲閣 三十六歌仙杉戸絵復原制作
1999(平成11年)
桂離宮松琴亭小襖現状模写
2001(平成13年)
重要文化財 本願寺大師堂(御影堂)内部彩色保存修理【2005(平成17年)まで】
2002(平成14年)
国宝 大徳寺唐門彩色復原修理
2003(平成15年)
熊本城本丸御殿昭君・若松之間障壁画制作【2008(平成20年)まで】
2005(平成17年)
京都府登録文化財禅林寺(永観堂)阿弥陀堂彩色修理【2010(平成22年)まで】
2006(平成18年)
重要文化財 清水八幡宮本殿保存修理工事【2009(平成21年)まで】
2008(平成20年)
重要文化財 本願寺虎之間障壁画復元模写製作事業【2010(平成22年)まで】
2009(平成21年)
国宝 慈照寺銀閣(観音殿)上層外部彩色調査
2010(平成22年)
『京都府あけぼの賞』受賞
2011(平成23年)
国宝 清水寺本堂ほか8棟保存修理工事(阿弥陀堂、奥院塗装工事)
2013(平成25年)

国宝平等院鳳凰堂保存修理工事(軒支輪彩色工事)

重要文化財仁和寺観音堂ほか2棟保存工事(観音堂剥落止め工事)

2014(平成26年)
国宝 慈照寺銀閣(観音殿)上層外部彩色調査
2016(平成28年)
重要文化財 清水寺西門ほか2棟美装化工事(西門彩色塗装工事)【2018(平成30年)まで】
2018(平成30年)
国宝 本願寺阿弥陀堂ほか3棟保存修理工事(唐門彩色工事)